カンナビノイドについて

カンナビノイドとは?

カンナビノイドとは、植物の「大麻」がもっている有効成分の総称です。大麻ときくと、違法な薬物という印象が強いかもしれません。しかし、たくさんのカンナビノイドの中で違法とされるものはごく一部です。

 人間には、カンナビノイドを感じ取るしくみがあります。それはもともと、私たちの体の中でつくられるカンナビノイドと同様の成分(内在性カンナビノイド)を処理するためだと考えられています。内在性カンナビノイドが不足すると、私たちの体には悪影響があるとされています(※1, 2)。そこで、不足を補うために、植物からとれるカンナビノイドを利用してよりQOL(Quality Of Life)を向上させるのが、私たちの目的です。

※1渡辺正仁,早﨑華,由留木裕子,渡辺克哉, “カンナビジオールの治療効果とその作用機序”, 保健医療学雑誌 9 (2), 2018, pp. 112-126.

※2山本経之, “カンナビノイド受容体─中枢神経系における役割”, 日薬理誌(Folia Pharmacol. Jpn.)130, 2007, pp. 135-140.

名称未設定のデザイン

CBD

日本において最もメジャーで、人気のあるカンナビノイドです。厚生労働省から承認を得ており、近年ではCBDを利用した様々な食品やVAPE製品などが開発されています。医療機関においてもCBDを使用する例もみられるほど、健康面への効果が期待されている成分でもあります。

CBN

CBDに次いで知名度が高く、人気のあるカンナビノイドです。しかし、アサに含まれている量が少ないのでレアカンナビノイドとして知られています。鎮静的かつリラックス効果があり、心を穏やかにする作用があります。

CBG

CBNに次いで、徐々に話題となってきたカンナビノイドです。アサの中に含まれている量が少ないため、レアカンナビノイドと呼ばれています。CBD・CBNは主にリラックス効果があるとされるのに対して、CBGでは集中力があがったり、気分をリフレッシュするような効果があるとされており、効果がCBDなどに比べて、わかりやすいと感じる方も多いです。

CBC

最近徐々に注目され始めているCBCは、その他のカンナビノイド成分と混ぜて使用することで、相乗効果を発揮させるために使われることがあります。このような相乗効果のことを「アントラージュ効果」と呼びます。

CBT

麻の中でも、日本の在来種を含む一部の品種でつくられるカンナビノイドです。未だ未解明の部分が多いですが、女性ホルモンに作用して、乳がん予防効果があるという研究(※1)もあります。北海道大学の小幡弥太郎と石川芳典が1965年に国産の麻から抽出をして発見しました。

CRD

CRDとは、CBDとその他のカンナビノイド等を混ぜ合わせて、VAPEなどが固まりづらくした素材です。カンナビノイドが固まってしまうと、VAPEの吸い心地などにも悪影響がありますが、CRDを少しいれると、高濃度でも固まりづらいようになります。

H4CBD

CBDに対して、ふたつの水素分子がくっつくことで、少し構造が変化したものです。CBDと同じような効果をもつと考えられますが、CBDよりもさらに人体になじみやすいと考えられています。
正しいCBDの使い方

CBDの用法と容量

カンナビノイドは摂取する方法によって、生体利用率(バイオアベラビリティ)が違います。つまり、CBDを食べるのと、吸うのと、塗るのでは得られる効果の種類と持続時間が異なる場合があります。正しい用法と容量を守って、素敵なCBDライフを送りましょう。

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